10/22(金) 18:38

 宇宙と深海を旅した酵母を使った日本酒づくりが始まった。「宇宙深海酒」と銘打って県内8つの酒蔵でつくられる酒で22日安芸市の酒蔵で仕込み作業が行われた。22日、安芸市の有光酒造で行なわれたのは「宇宙深海酵母」と呼ばれる酵母を使った日本酒の仕込み。宇宙深海酵母は、2005年に宇宙に10日間滞在し、ことし茨城県の沖合い水深およそ6000メートルの海の中を4か月間生き抜いた特別な酵母で、県工業技術センターが県内の酒造業界の活性化につなげたいと2年をかけて開発した。センターでは県内8つの酒蔵に酵母を提供していて、この酒造会社が10月8日から仕込みを始めていた。22日は蔵の職人たちがおよそ420キロの酒米を蒸し上げると、酵母の入ったタンクにコメを入れて、ゆっくりとかき混ぜながら発酵を促していた。この酒造会社では、11月中旬に初しぼりを行ない12月中の新酒の販売を目指している。

ソース https://news.yahoo.co.jp/articles/23e57efcaccd2386a81876c16108330ecbf5d05b