立憲民主党の枝野幸男代表は1日、公示前の110議席を割り込むなど、不振に終わった衆院選の結果を踏まえ、
2日の執行役員会までに進退を最終判断する方針だ。党内からは執行部の責任を問う意見が出ており、福山哲郎幹事長が引責辞任を検討している。
連合の芳野友子会長は記者会見で、立民と共産党との野党共闘について「連合の組合員の票が行き場を失った。到底受け入れられない」と批判した。

 立民は共産や国民民主党などの4野党と候補を一本化し、210選挙区で自民、公明両党の候補と対決。
小選挙区こそ公示前48議席から57議席に増えたものの、比例代表は公示前62議席から39議席まで大幅に減らした。

 衆院選前は立民内で事実上の勝敗ラインを140議席とみる向きもあり「けじめをつけるべきだ」と厳しい声が多い。

 連合はもう一つの支持政党の国民が公示前の8議席を上回る11議席を確保したことを評価。
立民に対しては公示前議席を割り込んだとして「大きな課題を残した」と検証を求める談話を出した。(共同)
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