10月31日の衆院選で、保守分裂となった静岡5区は自民党入りを目指す無所属の細野豪志氏が8選を決め、敗退した自民の吉川赳氏は比例復活当選を果たして踏みとどまった。選挙区に保守系議員2人が存在する選挙前と状況は変わらず、細野氏の処遇をめぐり同党はどう対応するのか。火種はなおくすぶっている。

細野氏は2日、自民入りを目指す考えについて、産経新聞の取材に「(自民党執行部に)意向は伝えている。お願いする立場なので判断を待ちたい」と語った。過半数を上回る得票にも触れ、こう指摘した。

「自民党支持者の6割の支持をいただいた。5区の有権者の意向は明確に示された。この民意を重く受け止めてほしい」

細野氏は約12万7000票、吉川氏は約6万1000票だった。

民意を背景に迫る細野氏に対し、自民は地元県連などの意向を踏まえ、慎重に判断する基本姿勢を崩していない。

「考える余地がある」と細野氏の追加公認に含みを持たせていた甘利明幹事長が辞任し、後任に茂木敏充外相の起用が決まったことも、どう影響するか不透明だ。加えて衆院選で自民は、国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261議席)を単独で確保しており、「数が力」の政界で「今すぐに数が必要だという切羽詰まった状況ではない」(党選対関係者)という。

細野氏支持者は「選挙結果をみれば、幹事長が交代しても認められると期待している」と話すが、吉川氏を支持した地元議員らは「引き続き静岡5区の支部長は吉川氏。頑張ってもらう」と語り、反対する姿勢は変わっていない。

自民県連の野崎正蔵幹事長も1日、「公認候補が議席を守ったので、特に何かを考えることはない」と突き放す。

困惑気味なのは地元の首長らだ。「国への陳情など何かを頼むのも、2人のうちどっちに頼むのか悩ましい」との声が漏れる。

11/2(火) 21:41配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/323fba91a19fb8f53eaa8940baf0ea7fcc3701a3

★1:2021/11/02(火) 22:43:05.39
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1635860585/