※琉球新報

沖縄で1万〜9000年前の人骨発見 貝塚時代で最古、「空白期」埋める 藪地洞穴遺跡
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2021年11月08日 17:00

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うるま市の藪地島洞穴遺跡で出土した貝塚時代の人骨(頭骨片)

沖縄県うるま市の藪地洞穴遺跡で、約1万〜9千年前の貝塚時代の人骨が発見されたことを8日、うるま市教育委員会が発表した。発見された人骨は頭蓋骨の一部で、これまで県内で発見された貝塚時代の人骨では最も古い。県内では1万4千年以前の旧石器時代と7千年以前の貝塚時代の間で、人骨は発見されていない。「空白時代」を埋める貴重な発見となる。

沖縄諸島では、旧石器時代の後の縄文時代から11世紀ごろまでを「貝塚時代」と呼ぶ。沖縄本島では、約2万2千年前の「港川人」が、旧石器時代としては、日本で初めて見つかった完全な形に近い人骨として知られる。しかし、これまで貝塚時代では、名護市大堂原(うふどうばる)貝塚で発見された約7千年前の人骨が最古のものだった。

うるま市教委は2014〜16年にかけて、藪地洞穴遺跡の発掘調査を実施。16年には、県内最古の9千年以上前の土器を発掘したと発表していた。今回の人骨も、その時の調査で発掘されたもので、地層や骨の形態的特徴から、貝塚時代の人骨とした。

(略)

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