富山市での鉄塔工事で労災事故 虚偽報告容疑で書類送検

http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20211110/3060008963.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

ことし4月、富山市で送電線の鉄塔の工事中に作業員が転倒して大けがを負った労災事故に関連し、
富山労働基準監督署は、事故の発生場所などについて虚偽の報告をしたとして、
富山市内の電気工事会社と60代の会長らを労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、富山市の電気工事会社、「平野電業」と、この会社の67歳の会長、
63歳の工務部長、それに、元請けにあたる「北陸電気工事」の46歳の副課長です。
富山労働基準監督署によりますと、ことし4月、富山市八尾町茗ヶ島の山中で
送電線の鉄塔の工事を行っていた際に、作業員が誤って転倒し1か月以上の休業が必要な
大けがをした労災事故について、「平野電業」は事故の発生場所が自社の資材置き場だったと
労働基準監督署に虚偽の報告をしたほか、北陸電気工事の副課長も報告が虚偽だと知りながら
ほう助したとして、労働安全衛生法違反の疑いがもたれています。

富山労働基準監督署はいずれの認否も明らかにしていませんが、「平野電業」が
元請けの企業に迷惑がかからないようかばった可能性もあるとみて、
虚偽報告を行った動機などについて調べています。

11/10 11:59