塩谷町の母親殺害事件の初公判 被告「殺意なかった」と主張
(とちぎ県)

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20211111/1090011019.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

おととし、塩谷町の住宅で45歳の母親と17歳の弟を刃物で刺して母親を殺害したとして、
殺人などの罪に問われている兄の初公判が宇都宮地方裁判所で開かれ、
被告は殺意はなかったと主張しました。

塩谷町の無職、齋藤光希被告(22)は、おととし12月、同居していた母親の
麻由美さん(当時45)の首や頭などをナイフで刺して殺害したほか、
当時17歳の弟をナイフで刺して全治2週間のけがをさせたとして、殺人と殺人未遂の罪に問われています。

11日、宇都宮地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判で、齋藤被告は
「殺意はなかった」と主張しました。

検察は冒頭陳述で、「ひきこもり生活を続けていた被告が同居している母と弟から
自立の訓練として祖母の家に行くよう言われたことに腹を立てナイフで刺したもので、
刺した回数からも殺意が強固であったと言える」などと指摘しました。

これに対して弁護側は「母親や弟から一方的に家を出ろと求められ、
脅してでも話を聞いてもらおうと思いナイフを向けた。計画性はなかったと言える」
と述べ、傷害致死と傷害の罪にとどまると主張しました。

11/11 17:54