※NHKニュース

経済3団体トップ 首相に全世代型社会保障制度の構築など要望
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211111/k10013344451000.html

2021年11月11日 19時08分

経団連など経済3団体のトップが第2次岸田内閣の発足後、初めて岸田総理大臣と会談し、「新しい資本主義」の実現に向けて経済界も支援するとしたうえで、将来への不安を解消するための社会保障制度の構築などを求めました。

経団連の十倉会長、日本商工会議所の三村会頭、それに経済同友会の櫻田代表幹事は11日午後、第2次岸田内閣の発足後、初めて総理大臣官邸を訪れて、岸田総理大臣と会談しました。

この中で、経済3団体のトップらは「新しい資本主義」の実現に向けて、「安定的な政権が構築されたので、経済界としてもバックアップしたい」と述べたということです。

そのうえで、成長と分配を好循環させるための施策として、賃金の引き上げなど人への投資が消費へとつながる仕組みづくりや、将来への不安を解消するために重要とされる、すべての世代が公平に支え合う全世代型の社会保障制度の構築などを求めました。

これに対し岸田総理大臣は、新しい資本主義の実現に向けて「スピード感を持って進めたい」などと応じたということです。

会談のあと、経団連の十倉会長は記者団に対して「日本は温室効果ガスの削減を目指しているので、その分野の研究開発や設備投資を成長へとつなげ、社会保障で人々に安心感を与えることも好循環に向けては必要だ」と述べました。


※参考リンク
https://www.keidanren.or.jp/policy/2021/103.html

https://www.jcci.or.jp/news/2021/1111173843.html

https://www.doyukai.or.jp/chairmansmsg/comment/2021/211110_1713.html