「出し子ナンバーワン」を窃盗容疑で逮捕 数千万円出金か 警視庁
2021/11/15 12:06(最終更新 11/15 12:07)
https://mainichi.jp/articles/20211115/k00/00m/040/050000c

 インターネットバンキングで不正送金された現金を引き出したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は15日、東京都豊島区南長崎1、アルバイト、林沢凡(たくほ)容疑者(20)を窃盗や電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕したと発表した。

 詐欺グループで現金を現金自動受払機(ATM)などから引き出す役割の「出し子」とみられる。同課は今年2月以降、林容疑者がネットバンキングの口座から不正送金された数千万円を、100回以上にわたって出金したとみて裏付けを急いでいる。金額や引き出し回数が多いため、捜査員の間で「出し子ナンバーワン」などと呼ばれていた。



 逮捕容疑は何者かと共謀して3月18日、豊島区内のコンビニエンスストア2店のATMで、他人名義のキャッシュカード2枚を使って7回にわたり、神奈川県の60代男性のネットバンキングの口座から二つの銀行口座に不正送金された現金計約250万円を引き出したとしている。容疑を否認している。

 サイバー犯罪対策課の捜査員が今年2月、現金が引き出されたATMの防犯カメラに映った人物の目元と似ている人物を池袋駅付近で目撃。捜査を進めたところ、林容疑者であることが確認されたという。

不正送金の出し子の男逮捕 これまでに8500万円引き出しか
15日 11時32分
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4405233.html

 インターネットバンキングで不正に送金された金を引き出したとして、20歳の男が警視庁に逮捕されました。警視庁は、あわせて8500万円ほどを引き出したとみています。

 窃盗などの疑いで逮捕されたのは東京・豊島区のアルバイト、林沢凡容疑者(20)で、今年3月、仲間と共謀し、60代男性の口座からインターネットで不正に送金された現金250万円をATMで引き出した疑いがもたれています。男性のパソコンがコンピューターウイルスに感染し、知らないうちに他人の口座に送金されたとみられています。

 警視庁によりますと、林容疑者は去年10月からおよそ190回にわたり8500万円ほどを不正に引き出したとみられ、このうち今年の分は、都内の被害総額の半分を占めるということです。林容疑者は、取り調べに対し、容疑を否認しています。