希望の光か分断の象徴か、英語辞典が選んだ「今年の単語」とは
https://www.cnn.co.jp/fringe/35180134.html

2021.11.30 Tue posted at 12:13 JST

(CNN) 英語辞典を発行する米メリアム・ウェブスターが、「今年の単語」を発表した。その単語は、希望と健康の象徴と受け止める人もいれば、政治的分断を表す言葉と受け止める人もいる。

だが誰もが認める通り、この単語は至る所に存在し、論議を巻き起こしている。

メリアム・ウェブスターが選んだ今年の単語は「Vaccine(ワクチン)」だった。検索された回数が前年比で急増したことなどが選考理由とされている。

「この単語には、平行しながら交差する2つのストーリーがある。1つは医学的ストーリー、もう1つは政治的、あるいは文化的ストーリーだ」。メリアム・ウェブスター総括編集者のピーター・ソコロウスキ氏はそう解説する。

メリアム・ウェブスターの2020年の単語は「pandemic(パンデミック)」だった。一方、英オックスフォード大学が刊行するオックスフォード英語辞典は今月、ワクチンあるいはワクチン接種を意味する口語の「vax」を今年の単語に選んでいる。

メリアム・ウェブスターで今年「vaccine」が検索された回数は、2020年に比べて601%増加した。特に、2020年12月に米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まると、検索数が急増した。

(略)

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