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2021/12/01(水) 16:58:19.35ID:mNmskxo99三反園訓元鹿児島県知事の政治資金処理に重大疑惑|使途不明金1,500万円、収入原資も不透明
https://news-hunter.org/?p=9956
先月の総選挙で初当選した元鹿児島県知事の三反園訓衆院議員による政治資金処理に、大きな疑念が生じている。
■5万円以下の個人献金で「2,550万円」?
26日に総務省が公表した三反園氏の資金管理団体「みたぞのさとし後援会三訓会」の令和2年(2020年)分政治資金収支報告書によれば、同団体が昨年1年間に集めた政治資金は3,035万円。内訳は、150万円が他の政治団体からの寄附で、残り2,885万円が個人からの寄附となっている。
不可解なのは、個人からの寄附2,885万円のうち330万円は三反園氏個人からのもので、約9割にあたる2,555万円が報告書に記載義務のない5万円以下の「その他の寄附」となっていること。寄附者の確認ができないカネが、2,555万円もあるという、常識では考えられない集金実態だ。
5万円以下の寄附だけで2,555万円を集めたという記載が事実なら、少なくとも511人が5万円を、金額がまちまちならそれ以上の人が寄附したことになる。政治資金パーティー以外の方法で、これだけ多くの個人から5万円以下の寄附を集める政治家はまずいない。政界関係者のほとんどが、「虚偽記載」を疑うのではないだろうか。(*下が政治資金収支報告書の該当ページ。赤い書き込みはハンター編集部)
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■三反園氏個人への「1,500万円」は使途不明
不透明なのは「収入原資」だけではない。むしろそれ以上に問題となりそうなのは「支出」。三訓会は、人件費や事務所費などの経常経費1,989万6,230円のほか、政治活動費として2,560万円を使っているが、このうち三反園個人に、次の3回に分けて計2,500万円が支出されていた。
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支出目的は、いずれも「選挙関係費」。選挙関係費とは、選挙に関して支出される経費のことで、昨年の三反園氏の選挙といえば「鹿児島県知事選挙」ということになる。三訓会が作成した収支報告書に間違いがなければ、昨年6月25日に告示され7月12日に投開票が行われた鹿児島県知事選挙で三反園陣営が県選挙管理委員会に提出した「選挙運動費用収支報告書」に、収入としての記載がなければならない。そこで、県選管への情報公開請求で入手していた知事選の選挙運動費用収支報告書を確認してみた。下が同報告書の該当ページである。(*赤い囲みと矢印はハンター編集部)
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記載があるのは6月26日の1,000万円だけで、4月14日の500万円と5月21日の1,000万円はどこにも記載されていない。1,500万円が“使途不明”。そっくり三反園氏の懐に入ったままの形だが、政治資金である以上、「どこに行ったか分からない」では済まされない。
三反園陣営の選挙運動費用収支報告書か三訓会の政治資金収支報告書に記載ミスがあったという“言い訳”も予想されるが、いずれの報告書も備え付けと一定期間の保存が義務付けられた「帳簿」の内容を転記したものであり、記載ミスが起こる可能性は最初から否定されている。記載ミスでないとすれば、三訓会から1,500万円をもらった三反園氏個人に、使途についての説明責任が求められることになる。
5万円以下の個人献金2,550万円と、三訓会から三反園個人に寄附されたとされる1,500万円の真偽を確かめるため、同団体の会計責任者に話を聞こうと三反園氏の地元事務所に取材の趣旨を伝えたが、出稿までに連絡はなかった。
三反園氏の政治資金処理を巡っては、2016年に知事に初当選した際、陣営が県選管に提出した選挙運動費用収支報告書に多数の後援会活動の経費が混在していることが発覚。ハンターの報道を受け、100カ所以上の修正を行っていたことが明らかになっている。