灯油高値続く中「たどん」出荷量 例年より増加 

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20211201/4030010810.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

炭を丸めてつくる昔ながらの燃料「たどん」が、出雲市で出荷のピークを迎えています。
ことしは例年に比べて出荷量が1.5倍ほど増えていて、会社では
原油価格の高騰が続くなかで需要が増えているのではないかとみています。

「たどん」は、炭にでんぷんなどを混ぜて直径6センチほどに丸めた固形燃料で、
火をつけてから長ければ丸一日、温かさが続くことから、県内では火鉢や掘りごたつ向けに
江戸時代のころから親しまれてきたとされています。

出雲市の会社では1日6000個ほどの「たどん」が製造されていて、
本格的な冬にあわせていま出荷のピークを迎えています。
作業にあたる人は炭を大きな石臼で練り上げると専用の機械を通して成形し、ひとつひとつ形を確認していました。

ことしは出荷量が例年に比べて1.5倍ほど増えていて、会社では原油価格の高騰を受けて
灯油の価格が上がっていることもあって長時間使える「たどん」に関心が集まり、需要が増えているのではないかとみています。

笛吹勇気社長は、「原油高の影響もあってか、県外からの注文も増えてきている。
寒い時期になってきたので直火のぬくもりを多くの人に感じてもらいたい」と話していました。

出荷のピークは年末まで続き、ホームセンターやインターネットで購入できるということです。

12/01 14:09