※NHK 石川県のニュース

自殺予防で役割 “ゲートキーパー”養成講習会
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20211201/3020009948.html

12月01日 10時41分

自殺のサインを見逃さず適切な支援へとつなげる「ゲートキーパー」と呼ばれる人材の育成を目指す講習会が30日、能登町で開かれました。

「ゲートキーパー」は、自殺の危険性を示すサインに気づき、悩みを聞くなどして、自殺予防につなげる役割を担う人のことで、能登町は11年前から講習会を開いています。
講習会は町役場で開かれ、ふだんは子育て支援などに携わっているボランティアの人たち約40人が参加しました。
この中で、精神科の医師が悩みを抱える人から話を聞くときは、自分の価値観だけに基づいて判断することは避け、病院などの専門機関を紹介することが大切だなどと、「ゲートキーパー」の役割を説明しました。
町によりますと、これまでに300人以上が講習を受け、それぞれの日常生活の中で、自殺予防の活動に取り組んでいるということです。
講習会に参加した79歳の女性は「学んだことをもとに、不安や悩みを抱える人の話を聞くなどしていきたい」と話していました。