もともとNATO諸国の大半はウクライナの加盟には明確に反対はせずとも消極的だった。
積極的だったのはポーランドやバルト三国など一部に留まる。
大半のNATO諸国はウクライナを「ロシアとの緩衝国」とする意図だった。
だから放置しているだけでNATOはウクライナの加盟を認めずに現状維持になったはずだ。
それなのにわざわざ大規模な軍事行動で威信をかけてしまった。
そしてNATO側が「ウクライナのNATO加盟は決して認めない」なんて約束をするはずが
ないので、落としどころを失う危険性がある。
もしかすると独裁者にはしばしばあるようにプーチンの猜疑心が暴走してしまったの
かもしれないな。