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枝を鷲づかみして木に止まるドローンを開発、お手本はハヤブサの足--スタンフォード大学
https://japan.cnet.com/article/35180364/

佐藤信彦 2021年12月03日 16時09分

https://japan.cnet.com/storage/2021/12/03/f1cd99a651e7b923597b923c3eba7668/t/584/438/d/2021_12_03_sato_nobuhiko_005_image_00.jpg
鳥と同じように木の枝に止まれるドローン(出典:AAAS)

スタンフォード大学の研究チームは、鳥と同じように木の枝に止まれるドローンを開発した(発表資料、論文)。
https://news.stanford.edu/2021/12/01/bird-like-robot-perches-grasps/
https://www.science.org/doi/10.1126/scirobotics.abj7562

このドローンは、鳥の足とよく似た「stereotyped nature-inspired aerial grasper(SNAG)」という機構を搭載し、木の枝をつかんで停止できる。SNAGは鳥の足と同じように動き、枝をつかむだけでなく、物をつかんで運んだり、着地したりも可能。

 自然界に存在する枝は多種多様で、二つとして同じ枝はないという。大きさや形が違えば、表面の状態も異なる。それでも、鳥たちはえり好みせず上手に止まる。そこで、ハイスピードカメラで撮影した鳥の動きを調べ、ハヤブサの足を参考にSNAGを開発した。

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ハヤブサの足を参考に開発(出典:AAAS)

SNAGは、3Dプリンターで作った骨格、筋肉として機能するモーター、腱の代わりを務める釣り糸などを組み合わせ、20ミリ秒という短い時間で枝をつかめるようになった。枝をつかむと、ロック機構が働き、ドローンを安定した状態で停止させる。

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多種多様な枝に止まり、地面にも降りられる(出典:AAAS)

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ものもつかんで運べる(出典:AAAS)

(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。