黄禍論(おうかろん)

19世紀後半から20世紀前半にかけてヨーロッパ・北アメリカ・オーストラリアなど
の白人国家において現れた、黄色人種脅威論。人種差別の一種である。

近代の黄禍論で対象とされる民族は、主に中国人、日本人である。特にアメリ
カ合衆国では1882年に制定された排華移民法、1924年に制定された排日移民
法など露骨に反中、反日的な立法に顕われ、影響が論じられる。

19世紀後半に日本人がハワイに移住を始める。1898年にハワイが米国に併合され、
また、カリフォルニア開発の進展などにより農場労働者が必要になると、日系移民
のアメリカ合衆国本土への移転が増加する。

祖国では困窮しきっていた彼らは新天地での仕事に低賃金でも文句を言わず良く
働いた。そのためイタリア系やアイルランド系(いずれも熱心なカトリック教徒)など
の白人社会では、下層を占めていた人々の雇用を中国人移民や日本人移民など
の黄色人種が奪うようになった。それが社会問題化し、黄禍論が唱えられるようになった。




こうやって戦争の下地は、様々な理由で作られていくのであるww
あれが理由だコレが理由だと、いくつか象徴的な出来事を挙げることは簡単だが、
その背景にある無数の事象まで拾っていかないと本当の理由は分かりませんw