2021/12/09 12:13

 青森市立横内中学校は7日、性別にかかわらず制服を自由に選択できる制度を導入した。寒さ対策やファッションの多様化が目的で、ズボン姿で登校した女子生徒は「暖かい」「かっこいい」などの感想を述べた。

 横内中の制服は男女とも上着はブレザー。新制度でもブレザーは必須だが、それ以外の制服は選べる。スカートまたはズボン、ネクタイまたはリボンを自由に組み合わせることができ、希望した10人ほどの女子生徒がズボンを追加購入した。

 8日は、早速ズボンやネクタイ姿の女子生徒が登校。ズボンをはいた1年の女子生徒(12)は「小学生の頃は冬場にスカートをはかなかったので制服は寒いと思っていた。スラックスは暖かいし、動きやすい」と喜んだ。横内中では今年度を試行期間と位置づけ、生徒から意見を聞いた上で来年度に本格実施する方針だ。

 横内中が制服の選択制を導入した背景には、厳しい寒さに見舞われる青森で、生徒の健康を守る狙いもある。新型コロナウイルスの感染が広がった昨年度以降、感染対策で教室の窓を開けて換気をしているが、冬場には女子生徒から「スカートでは寒い」という意見が上がるようになった。
     ===== 後略 =====
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