11日午後9時50分ごろ、鹿児島市内の焼き肉店から「男女の客が倒れている」と119番があった。倒れていたのは3人で、嘔吐(おうと)するなどして意識がもうろうとした状態で病院に搬送され、いずれも一酸化炭素中毒と診断された。命に別条はないという。
 
 鹿児島中央署によると、3人はいずれも日置市の60歳と43歳の男性、31歳女性で、会社の同僚同士。焼き肉店2階の部屋で、ガス式のコンロで約2時間半、飲食をしていた。店員が2階に上がったところ、部屋に煙が充満し、床に倒れたり、テーブルに伏したりしていた。コンロ上の排気ダクトは回っていたが、部屋の窓は閉まっていたという。

 店はビルの1、2階に入居。2階は一部屋のみで、3人のほかに客はいなかった。1階では数人が食事をしていた。同署が原因などを調べている。

南日本新聞  2021/12/12 11:45
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