中国政府 ウェイボーに5000万円余の罰金 規制強化の一環か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211214/k10013388361000.html

2021年12月14日 20時49分

中国政府は、中国版ツイッターのウェイボーが法令で禁止されている情報を発信していたとして、日本円で5000万円余りの罰金を科したと発表しました。影響力の大きい巨大IT企業に対する規制強化の一環とみられます。

中国政府 ウェイボーに5000万円余の罰金 規制強化の一環か
2021年12月14日 20時49分

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中国政府は、中国版ツイッターのウェイボーが法令で禁止されている情報を発信していたとして、日本円で5000万円余りの罰金を科したと発表しました。影響力の大きい巨大IT企業に対する規制強化の一環とみられます。

中国政府でインターネットの管理を行う当局は、14日、SNS大手で中国版ツイッターのウェイボーが法令で禁止されている情報をたびたび発信していたとして、運営会社に対し、日本円で5000万円余りの罰金を科したと発表しました。

具体的にどのようなケースが問題とされたのかは明らかにしていません。

また発表では、ウェイボーに対し、ことし1月から先月までに合わせて44回の処分を行い、罰金の総額は、日本円で2億5000万円余りに達したとしています。

ウェイボーは「当局の批判を真摯(しんし)に受け止める」などとするコメントを発表しました。

ウェイボーをめぐっては、先月、中国の女子プロテニスの彭帥選手が、共産党最高指導部のメンバーだった前副首相から性的関係を迫られたことなどを告白したとされる文書が投稿され直後に削除されたものの、広く拡散する事態が起きていました。

中国政府は影響力の大きい巨大IT企業への締めつけを強化していて、今回の措置も規制強化の一環とみられます。