強い冬型の気圧配置となった影響で、道内は18日午前、日本海側を中心にまとまった雪が降った。札幌市と小樽市では24時間降雪量が観測史上最多を記録。
雪の影響でJR北海道の列車が運休するなど交通も乱れた。
札幌管区気象台によると、24時間降雪量は札幌市で午前5時に55センチ、小樽市で同2時に53センチを記録。
いずれも1999年の統計開始以降最多だった。積雪は午前9時時点で上川管内幌加内町朱鞠内で87センチ、同管内音威子府村で60センチなど。

 冷え込みも強まった。最低気温は全道173地点のうち108地点で今季最低を記録。午前9時までの最低気温は、
オホーツク管内置戸町境野で氷点下13・2度、十勝管内大樹町で同12・5度、札幌市で同7・8度などだった。

 JR北海道は降雪の影響で、特急2本を含む列車71本を運休。新千歳空港は稚内と結ぶ2便、丘珠空港は函館便など計10便が欠航した。
新日本海フェリーは苫小牧東―新潟の1便を欠航し、19日に代替の臨時便を運航する。
津軽海峡フェリーは函館―大間間の3便の欠航を決めた。

 気象台によると、18日午後には冬型の気圧配置が緩むが、日本海側で降雪が続くため警戒が必要。
19日午前6時までの24時間降雪量は日本海側北部で60センチ、日本海側南部で40センチとなる見通し。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6c4f688defcd968ae0553036116142224b3c6842