2021/12/25 08:49

 飲酒の機会が増える年末に向けて、徳島県警が警戒を強めている。今年の飲酒運転による逮捕は10月末時点で24件と、昨年1年間と同数に到達。酒気帯び運転よりも悪質な酒酔い運転や、アルコールが抜けないまま午前中に運転するケースが目立っており、検問の強化などに乗り出している。(上田裕子)




仮眠で抜けず

 「こんなに早朝なら警察はいないだろうと思った」。道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕された男は、取り調べに対し、こう供述した。前日の午後7時から午前2時に飲食店でビール、焼酎、ハイボールを計約15杯飲んだという。仮眠を取った後、午前6時半頃に運転を始めたが、対向車線にはみ出し、前から来た車に衝突。呼気からは1リットルあたり0・15ミリ・グラム以上のアルコール分が検出された。

 県内では二日酔いが原因となる午前中の飲酒事故が増加。2015〜17年は午前中に発生した16件のうち約19%の3件が、二日酔い運転だったのに対し、18〜20年は25件のうち64%の16件に増加した。「アルコールが抜けているだろう」「ばれないだろう」と軽率な気持ちでハンドルを握り、対向車と衝突したり、電柱に激突したりするなどの危険な形態の事故を引き起こしており、県警は「年末年始にかけて飲酒の機会が増えるが、運転する前日は夜遅くまで飲酒をするのは控えてほしい」としている。
     ===== 後略 =====
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https://www.yomiuri.co.jp/national/20211224-OYT1T50128/