日本三名泉の一つ、下呂温泉を有する岐阜県下呂市。「下呂」の地名とその響きは印象的だが、由来はなかなかピンとこないのではないだろうか。下呂市内にはさらに「中呂」「上呂」の地名があり、上中下がそろう。地名の成り立ちを探っていくと、ある「駅」の存在にたどり着いた。ただし、現代の「駅」とは違う「駅」で、奈良時代から平安時代の律令制の頃までさかのぼる。

 国道41号を車で走ると、下呂市萩原町に入りすぐに「中呂」の地名標識が目に入る。JR高山線の駅としては禅昌寺駅のあたりだ。その先、下呂駅から高山寄りの3駅先に上呂駅が。飛騨川の下流から順に下、中、上と並ぶ。

 7世紀後半から10世紀にかけての律令制の時代。都と地方を結ぶ主要な道は「官道」とされた。官道の一定の距離ごとに「駅家(うまや)」が設けられ、緊急の公的な使者が使うための「駅馬(はゆま)」が置かれたという。

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https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/26593
2021年12月26日 7時51分