福岡県内で25日、新型コロナウイルスの『オミクロン株』の感染者が、初めて確認されました。
年末年始の帰省が始まる中で、専門家は感染再拡大への警戒を呼びかけています。


検査体制の拡充で、オミクロン株の広がりを防ぐことはできるのか。専門家は「第6波は必ず来る」と断言します。

■長崎大学大学院・森内浩幸教授
「(オミクロン株は)1人から4人、4人から16人、64人とすごい勢いで増えることが想定される。
いったん流行が起こりだしても、その波の立ち上がりのところを、いかに緩やかにするか、
最終的にピークの高さを、いかに低くすることができるか、そこが問題だと思う。」

オミクロン株の入院リスクは、デルタ株の半分以下という報告もありますが、森内教授によりますと、
ワクチンによる感染を防ぐ効果は、オミクロン株の場合、20%以下に落ち込むと想定されていて、
引き続き、感染対策を心がけてほしいと話します。

■森内教授
「高齢者や長く会っていない人に会うのは大事だが、そういう人は、いったんかかるとハイリスクなので、
冬場でも会う部屋は換気を良くして、長時間ではなく、お互いにマスクを着けて顔を合わせること。」

帰省シーズンを直撃する形となったオミクロン株。1年前と同様、この年末年始も十分な感染対策が必要です。
https://www.fbs.co.jp/news/news96fetdb17gu2g7neq0.html