茨城県古河市仁連の介護老人保健施設「けやきの舎(いえ)」で2020年7月、入所者の男性が体内に空気を注入され死亡した事件で、県警は29日、別の入所者=当時(84)=の死亡にも関わったとして、殺人容疑で元職員の無職赤間恵美容疑者(36)=同市大和田=を再逮捕した。

赤間容疑者は20年7月6日午後0時半ごろ、同施設で、入所していた吉田節次さん=当時(76)=の脚の点滴チューブに空のシリンジ(注射器の筒)をつないで多量の空気を注入して殺害したとして、今月8日に殺人容疑で逮捕された。
捜査関係者によると、その後の調べで、赤間容疑者が同施設に勤務していた20年4〜7月、吉田さん以外にも入所者が急死していたことが判明。県警が関連を調べていた。
赤間容疑者は吉田さんが亡くなった当日、別の職員から不審な行動を問いただされ、その日のうちに自主退職していた。

時事ドットコムニュース
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