新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株の感染が欧州で急拡大し、各国が行動規制の強化を発表する中、
英国のジョンソン首相はイングランドでの規制強化に慎重な姿勢を続けている。

国民のクリスマス休暇を守り、経済活動を重視する一方で、医療現場の負担は日に日に増加。
与党保守党内の規制反対派の動きもにらみ、経済か感染抑止か「首相の政治的な賭け」(BBC放送)が続いている。

ジョンソン氏は27日、当初「クリスマスまではない」としていた規制強化をさらに年明けまで見送る方針を発表。
29日は「誰もが新年を楽しく迎えるべきだ」と述べる一方で、マスクや換気など自主予防の徹底を要請。

「集中治療室(ICU)の患者の9割はブースター未接種だ」として、ワクチンが最大の感染抑止策だと強調した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/151804