2021年12月31日 07時00分

 東京五輪・パラリンピックは選手の活躍はもちろんのこと、公式マスコット「ミライトワ」と「ソメイティ」も話題を提供してくれた。特にパラリンピックの閉会式で登場すると、SNSでは関連ワードがトレンド入り。大会後もイベントで多くのファンと触れ合ってきた。そんな功労者≠フ姿は、生みの親であるキャラクターデザイナーの谷口亮氏(47)にどう映っていたのか――。

 ――公式マスコットの生みの親として東京五輪・パラリンピックを終えた感想は

 谷口氏(以下谷口) まずは無事に終わってよかったなというのが一番ですよね。コロナ禍であまりムードがよろしくなかったし、開催、延期、中止どれでも反対意見が出る状況だったので。

 ――ミライトワ、ソメイティの存在が大会に花を添えた

 谷口 大会期間中は裏方で一生懸命頑張ってた感じがありましたね。僕の勝手な予想ですけど、人を集めるようなことはあまり良くない感じだったから出にくかったのもあるんじゃないかなと。だから、おそらく裏方で選手たちを楽しませることがメインになり、あまりメディアに出てこなかったので、そこがちょっとだけ残念ではありましたね。

 ――パラリンピックの閉会式に登場した際にはネットやSNSで大いに盛り上がった

 谷口 あれはたまったものが最後にドカーンとなった感じで、結果的によかったなと思いました。

 ――大会後、SNSでは「#ミラソメ存続希望」というハッシュタグ付きの投稿が多く見られる

 谷口 毎日見てますし、「いいね」してますよ(笑い)。

 ――制作者も注目していたとは…

 谷口 そのような動きが出てきたときからずっとうれしいなと思っていて。繰り返しになりますが、開幕前はいろんな声を上げにくい状況が続いていましたよね。それで周囲から聞いたのが、見たいけど出てきてほしいとも言えないし、開催反対派の圧≠烽った中、無事に開催されたことで爆発力があったんじゃないかって。なるほどなと思いましたね。
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3895367/