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沖縄県「まん延防止」再要請へ 緊急事態宣言も視野 山際氏「しっかり受け止め迅速にやる」

沖縄県の玉城デニー知事は5日、沖縄県で同日の新型コロナウイルスの新規感染者が600人以上になることを明らかにし「驚異的な数字」と述べた。感染拡大傾向がこのまま続けば、沖縄への緊急事態宣言措置が必要との認識を表明した。県庁で記者団の取材に答え、現時点ではまん延防止等重点措置の適用が必要と指摘。「今週中の対応が可能となるよう政府に要請する」と話した。県は6日の新型コロナ対策本部会議で、国に重点措置適用の要請を決定する方針。

玉城知事は5日の感染者数について「がくぜんとしたが、来るべきものが来たという気持ちで立ち向かわなければいけない」と語った。

 玉城知事は同日午前、政府の山際大志郎経済再生担当相に連絡し、重点措置への移行の必要性を説明した。玉城知事によると、山際氏は「県の考え方を尊重する。しっかり受け止め迅速にやる」などと応じたという。

 重点措置を超え、さらに行動制限が厳しくなる緊急事態宣言措置への移行する必要性は「重点措置だけでは収まらない。そういう思い、状況であることは受け止めているが、時速80キロからいきなりブレーキを踏むと何が起こるか分からない」と述べ、経済界などとの意見交換を通じて慎重に検討する考えを示した。

2022年1月5日 14:11
沖縄タイムス