テニスの4大大会全豪オープンに、新型コロナウイルスのワクチン接種を免除され出場する男子世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対し、オーストラリアから怒りの声が上がっている。

【写真】ムンクの叫びのようなジョコビッチ

 ジョコビッチは4日、ツイッターでワクチン接種免除により、全豪に出場することを笑顔の写真とともに明かした。これに「オーストラリア人に対して鈍感すぎる」「予防接種を受けていないなら歓迎されない」「特権を利用し、法律を違反したならここに来ることを望まない」と非難の声が続々上がっている。

 地元メディアのオーストラリア「スカイ・ニュース」は「ジョコビッチのワクチン接種免除に対しオーストラリアが怒り」と報道。いかに歓迎されていないかを伝えている。

 全豪オープンは選手にワクチン接種が義務付けられているが、独立した委員会により認められた場合に限り、医学的理由による接種免除が認められている。オーストラリアではこれまで厳格な感染防止対策が取られており、海外から帰国することもままならない状態が続いていた。

 スポーツジャーナリストのアンディ・メイハー氏は「オーストラリア人は、2年間も入国を拒否された。しかし、この男は、コロナウイルスに直面しながらも、異常なほどの自由を手に入れた。ノバク・ジョコビッチは史上最高の選手だが、必要不可欠な選手ではない」と糾弾している。

 ジョコビッチはどんなプレーを見せるのか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ae2c03d36ef47718c29dda6172aa4e6ac4c1320