みずほフィナンシャルグループ(FG)は10日、一連のシステム障害を受けて引責辞任する坂井辰史社長(62)の後任に、木原正裕執行役(56)を昇格させる方向で調整に入った。新たな経営トップのもとで、システム障害の再発防止や企業風土の改革に道筋をつけられるかが問われる。

 木原氏は、みずほ証券の常務執行役員などを経て、現在は大企業取引や投資銀行部門を統括する立場にある。平成入行の経営トップは3メガバンクでは初めて。若返りにより、一連のシステム障害で低下した社内の士気を向上させる狙いもあるとみられる。

木原氏は、木原誠二官房副長官の実兄。

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