愛知県知事の、リコール運動をめぐる署名偽造事件の裁判で、広告会社元社長の男に有罪判決が言い渡されました。

 判決を受けたのは、名古屋市の広告関連会社の元社長、山口彬被告(39)です。

 起訴状などによりますと、山口被告は おととし10月、愛知県の大村秀章知事のリコール署名を巡り、リコール団体事務局長の田中孝博被告らとともに、佐賀市内でアルバイトを使って、71人分の署名を偽造した、地方自治法違反の罪に問われています。

 12日名古屋地裁で開かれた判決公判で、山田耕司裁判長は、「民主主義や地方自治の根本を蔑(ないがし)ろにする悪質な犯罪」などと指摘した一方、自首していることなどから、検察側の懲役1年4か月の求刑に対し、懲役1年4か月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
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