オミクロン株の割合84%に…現在は若年層が拡大の中心 2022/01/13

厚生労働省は13日、新型コロナウイルスの感染状況を分析する助言機関の会合で、感染力が強い「オミクロン株」とみられる変異株の割合が全国で84%に達したと報告した。

オミクロン株疑いの割合は、12月中旬までは全国で数%だったが、1月2日時点で46%、9日時点で84%と急速に置き換わりが進んでいる。
置き換わりに伴い、全国の12日までの1週間の新規感染者数は前週の8・54倍と急増。
東京都は8・47倍、大阪府は8・2倍と感染拡大に歯止めがかからない状況になっている。

厚労省によると、新規感染者(1〜11日)は20歳代が36%と最も多く、20歳未満が18%、30歳代が16%と続く。

助言機関の座長を務める脇田隆字・国立感染症研究所長は「現在は若年層が感染拡大の中心だが、今後、高齢者に波及すると、重症者が増加する可能性があり、注意が必要だ」と述べた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220113-OYT1T50240/