>>730
「2010(平成22)年に大型車のホイール規格が、世界基準といえる『ISO方式』へ全面的に切り替わりました。
それまで採用されていた日本独自の『JIS方式』では、右側の車輪のボルトは『右ねじ(右回し)』、
左側は『左ねじ(左回し)』でしたが、新たなISO方式では左右輪とも右ネジです。
この新方式を採用したトラックの増加と比例するかのように、脱落事故が増えています」(北海道トラック協会)

 左右輪でボルトの回転方向が異なる従来型のJIS方式では、タイヤの回転方向とねじの緩み方向が反対になり、
走行すれば自然にボルトとナットが絞めつけられていましたが、新しいISO方式となって以後、
左側の車輪のボルトはタイヤの回転方向と同一に。
このため、走行によってだんだん緩んでくることがあるのではないか、
という声が北海道トラック協会の会員から上がっているそうです。