染田屋竜太2022年1月15日 13時54分

 大阪府警が、府内の交番や駐在所の大規模な再編計画をまとめたことが、府警への取材でわかった。主に府内に約600カ所ある交番が対象で、10年程度かけて1割程度を統廃合する方針。人員は維持するという。1人勤務や建物が老朽化している交番を減らし、業務効率化などをはかるのが狙いで、統廃合する交番は今後決める予定だ。

 府内には2021年末時点で交番が599カ所、駐在所が46カ所ある。府警によると、今回の再編では主に交番を統廃合する。昨年末、吉村洋文知事をはじめ府側にも伝達したという。

 交番は主に都市部に置かれ、警察官が交代で原則24時間勤務。管内のパトロールや捜査、交通取り締まりをする。21年4月時点で全国に6253カ所ある。警察官やその家族が住み込む駐在所は6185カ所。

 府警幹部は、再編の目的の一つに「『1人交番』の削減」を挙げる。

 交番は原則は複数人による交代制だが、警察官の人員によっては、常駐する勤務員が1人だけの場合もある。府警によると、府内の交番全体の約5分の1が「1人交番」という。

 勤務員が1人の場合、地域の見回りなどに出ると「空き交番」になり、府民が訪れても人がいない状態になる。府警は再編で1人交番を減らし、人員を再配置することで複数人勤務の交番を増やす。
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