大学入学共通テスト2022 予備校の平均点予想は「昨年より急落」 文系505点 理系511点 駿台・ベネッセ発表

高校生新聞2022.01.16
https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/8503

2022年度大学入学共通テストは1月16日、2日間の日程を終えた。大手予備校は、昨年より大幅に難化し、平均点が急落すると予想している。(記事2ページ目に、科目別の予想平均点を掲載)

駿台予備学校とベネッセコーポレーションが運営する「データネット」は16日夜、国公立大の受験に必要な文系受験生の5教科8科目平均点(900点満点)を505点(昨年の推定値より47点低下)、理系受験生の5教科7科目平均点(同)を511点(同61点低下)との予想を発表した。河合塾も、同様の文系平均点を513点(同42点低下)、理系平均点を522点(同49点低下)と予想している。いずれも、昨年より「大幅に難化」したとみている。

データネットの予想では、国語が11点、数学IAが15点、数学UBが10点、日本史Bが11点、化学が10点、生物が25点、それぞれ平均点が低下するとみている。

大学入試センターは、序盤の採点結果に基づく平均点中間集計を1月19日に、大半の採点を終えた平均点を21日に発表する。科目間の得点が大きく開いた場合の得点調整の有無は21日に明らかにする。

予備校が1月16日夜に発表した各科目の予想平均点は次の通り。科目名の後にデータネット(駿台・ベネッセ運営)、河合塾の順に掲載(予想がない科目は―)。カッコ内は、昨年の平均点。

【国語(200点満点)】
国語 107、107(117.51)
【地理歴史(各科目100点満点)】
世界史A ―(46.14)
世界史B 64、64(63.49)
日本史A ―(49.57)
日本史B 53、54(64.26)
地理A ―(59.98)
地理B 59、58(60.06)
【公民(各科目100点満点)】
現代社会 56、64(58.40)
倫理 68、61(71.96)
政治・経済 53、57(57.03)
倫理、政治・経済 67、70(69.26)
【数学@(100点満点)】
数学T ―(39.11)
数学T・数学A 43、38(57.68)
【数学A(各科目100点満点)】
数学U ―(39.51)
数学U・数学B 50、42(59.93)
簿記・会計 ―(49.90)
情報関係基礎 ―(61.19)
【理科@(各科目50点満点)】
物理基礎 32、31(37.55)
化学基礎 29、28(24.65)
生物基礎 25、24(29.17)
地学基礎 35、34(33.52)
【理科A(各科目100点満点)】
物理 60、58(62.36)
化学 48、49(57.59)
生物 48、47(72.64)
地学 48、49(46.65)
【英語(100点満点)】
英語(リーディング) 59、62(58.80)
英語(リスニング) 58、60(56.16)
【外国語=英語以外(200点満点)】
ドイツ語 ―(119.25)
フランス語 ―(129.68)
中国語 ―(160.34)
韓国語 ―(144.87)