全日本空輸は18日、羽田と成田空港を発着する米国便に18日から20日にかけて最大計20便の欠航が出る恐れがあると発表した。米国の空港周辺で携帯電話の第5世代(5G)移動通信システムのサービスが始まるのに伴い、米航空機大手ボーイングから777型機の電波高度計に支障が出る恐れがあると通知を受けた。同様の理由で日本航空も19日の旅客便3便と貨物便5便の欠航を決めたことを明らかにした。
 ボーイング777は海外の航空会社も広く利用しており、影響が世界的に広がる可能性がある。全日空は最新の787型機への振り替えなどで対応する方針だが、間に合わない可能性があるという。

東京新聞 2022年1月18日 23時14分 (共同通信)
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