南日本新聞社 1/19(水) 7:51

 鹿児島県教育委員会は18日、生徒の髪を引っ張ったり頭をたたいたりする体罰をした大隅地区の男性中学校教諭(56)を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分としたと発表した。

 県教委によると、教諭は昨年10月11日の昼休み中、校内のトイレで騒いでいた生徒3人を指導する際、1人の頭部を平手で1回たたき、別の1人の髪の毛を手で引っ張り、もう1人の生徒の尻を蹴った。保護者が学校に通報し発覚。教諭は生徒と保護者に謝罪した。生徒にけがはなかった。

 学校の聞き取りで、教諭は20年度にも計3回、生徒の頭部をたたいたり胸を押したりする体罰をしていたことが判明。教諭は「二度としない」と反省しているという。

 21年度、体罰で懲戒処分を受けた県内の教員は2人目。19年度1人、20年度ゼロで過去2年を上回った。教職員課は「体罰は人権侵害で法令違反。管理職研修などを通じて教職員に徹底していく」とした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c4c5d60c9eec9c5601482f85d66de728d1be924b