2022年01月19日 14時00分 メモ
受刑者に新型コロナ治療薬としてイベルメクチンを無断で投与した医師が訴えられる、受刑者は血便・胃けいれん・視覚異常を副作用で発症

新型コロナウイルスに感染した服役中の受刑者に対して無断でイベルメクチンを投与したアメリカの医師が訴えられました。イベルメクチンは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に治療薬になり得る」という説が存在しますが、アメリカの公衆衛生当局はこの説を否定しています。さらに、問題の医師は通常の用量をはるかに超えたイベルメクチンを投与したことから、受刑者は下痢・血便・胃けいれん・視覚異常などの副作用が生じたと主張しています。

現地時間2022年1月13日、アーカンソー州のワシントン郡刑務所に服役する受刑者4人が、同刑務所と契約している医師のロバート・カラス氏をインフォームド・コンセントの権利を侵害したとして訴えました。これらの受刑者4人は第三機関による医学的な検査の実施と、カラス氏の「無断でイベルメクチンを投与する」という行為の禁止を求めており、訴訟自体はNGO団体大手のアメリカ自由人権協会(ACLU)が受刑者4人の代理として訴えを起こしています。
https://gigazine.net/news/20220119-inmates-sue-ivermectin-arkansas-doc/