政府は厳しい反省に立ち打開に責任を

志位委員長が会見


日本共産党の志位和夫委員長は27日、国会内で記者会見し、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染急拡大で政府の対応について、
ワクチン3回目(ブースター)接種の遅れと検査ひっ迫という「二つの遅れが非常に深刻だ」と述べ、「どちらも政府の対応に重大な責任がある。
厳しい反省にたって、現状の打開に全力をあげることを強く求めたい」と訴えました。

志位氏は、ワクチンのブースター接種率は2・3%でOECD(経済協力開発機構)諸国では最下位が続いていること、
検査がひっ迫し必要な検査が受けられない状況が広がっていることを指摘。

「国民の命を守るためにブースター接種と検査の二つが非常に大きなカギを握っているが、両方とも深刻な形で遅れている。
その責任は岸田政権にあることをはっきり自覚して対応を求めたい」と強調しました。

ブースター接種の遅れの原因について、志位氏は「岸田政権は昨年11月、2回目接種後、何の科学的根拠もなしに8カ月以上間隔を空けることを『原則』にし、
1月7日までこの『原則』を変えなかった」と指摘。このため自治体が接種前倒しに対する備えがとれず、準備が追いつかなかったことが遅れの要因となっていると述べました。

この点について日本共産党が国会質疑でただしたものの、岸田文雄首相には反省がなかったと批判。

「政府は猛省が必要だ。そのうえに立って、最大限の迅速接種を行う責任を果たすことを強く求めたい」と語りました。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2022-01-28/2022012801_01_0.html

(写真)記者会見する志位和夫委員長=27日、国会内
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