登校日数が少なく、オンライン授業の割合が多い大学生ほど、学生生活が充実していると感じにくい――。全国大学生活協同組合連合会が行った「学生生活実態調査」で、そんな傾向が浮かんだ。コロナ禍が落ち着いていた昨年秋に多くの大学が対面授業を増やし、学生のメンタル面は改善に向かっているものの、2年生を中心に悪影響が残っているという。

 調査は昨年10〜11月に実施され、国公私立の30大学の学生1万813人が回答。同連合会がこのほど結果をまとめた。

 学生生活の充実度に関する質問では、「充実している」「まあ充実している」と答えた学生の割合は1年生、3年生、4年生以上がそれぞれ計8割前後だったのに対し、2年生は計71%。1年生だった昨年の調査での計57%より改善したが、9割近かったコロナ禍以前の18、19年に比べると依然としてかなり低い。

 現2年生は、入学当初からコ…(以下有料版で,残り881文字)

朝日新聞 2022年2月1日 7時00分コメント
https://www.asahi.com/articles/ASQ210BKMQ10USPT00M.html?iref=comtop_7_02