「世界で一番花を贈る日」と言われるバレンタインデー。海外では多くの国で花を贈って愛や感謝を伝え合う習慣がある。花の産出額全国1位で「花の王国」を掲げる愛知でも地元の美しい花々を贈ってもらおうと様々なイベントが催される。

 花の産出額が59年連続日本一の愛知県は、11年度から県内の生産業者らで作る「フラワーバレンタインあいち実行委員会」を組織。毎年イベントを企画してきた。

 今年は5〜6日に名古屋市熱田区の商業施設「ミュープラット神宮前」で県産のバラやスイートピーなどで作った撮影スポットを設置。6日には花店の男性が観客の好みなどを聞きながら即興で花束を作る「花男子プロジェクト」を行う。

 また、11〜14日、名古屋市西区の商業施設「mozoワンダーシティ」で名古屋芸術大の生徒が作った撮影スポットが設置される。江南市小杁町のフラワーパーク江南でも13日まで、撮影スポットを設置。11日には、男性を対象にしたフラワーアレンジメント体験(参加費500円、要予約)が行われる。

 実行委員会の担当者は「とっておきのチョコを贈る気持ちと同じように大切な人へ花のプレゼントをしてみては」と呼びかける。

 一方、名古屋市中村区のストリングスホテル名古屋では14日、エントランスでフラワーマルシェが開かれる。コロナ禍で苦境にある花き業者を支援する目的で1月から開催。14日はスイートピーやバラなど県産の花約600本を販売する。【高井瞳】

毎日新聞 2022/2/3 11:39(最終更新 2/3 11:39) 610文字
https://mainichi.jp/articles/20220203/k00/00m/040/063000c