米カリフォルニア州公衆衛生局などのチームは4日、商業施設や交通機関など屋内の公共空間でN95など高性能マスクを常時着用していた人は、
全くしていなかった人に比べて新型コロナウイルスに感染するリスクが83%低くなるとの研究結果を明らかにした。

米疾病対策センター(CDC)の週報で発表した。

米国でオミクロン株が広がる前の昨年2〜12月、カリフォルニア州の住民約3千人を対象に聞き取り調査を実施。
感染者の集団と、非感染者の集団を比較してマスクの効果を分析した。年齢や居住地、着用していたマスクの種類なども考慮に入れた。

その結果、感染リスクは高性能マスクを着用していれば83%、サージカルマスクなら66%それぞれ低下することが分かった。
布マスクの場合も56%低下するとしたものの、他の2種類のように信頼できる数字ではないと説明している。

これまで、マスクを隙間なく着ければ微粒子を防げるとの実験結果はあったが、今回は実生活での使用状況から解析した。
https://www.sanspo.com/article/20220205-A323I5FLFZI25HK7CR3CS6HZLI/