【日本の元気 山根一眞】
トンガ海底火山大噴火で通信途絶…痛感したアマチュア無線の重要性1/2ページ
2022.2/5 15:00

2022年1月15日、トンガ王国の海底火山「フンガトンガ・フンガハアパイ火山」が大噴火を起こしてから約1週間、現地とは国際電話もインターネットも不通状態が続いた。私はトンガ王国そのものが消滅してしまったのではないかと心配していた。

この「通信できず」のニュースを視聴した関西の知人女性から「山根さん、無線持ってなかったっけ? トンガの人たちが無事か聞いてみた? ツツツーツーツツツーツー、あ、これは違う(?)。停電したり、ネット死んでるなら伝書バトでも飛ばすか、ボトルメールとか? アナログな通信方法もないとダメだなぁ…」というメールが届いた。さすが関西のマダム! 非常に鋭い指摘だ。

彼女は、私がCIAも使っていた高性能通信型受信機を所有していることを覚えていたらしい。携帯電話(スマホ)や国際電話は、災害で通信会社のインフラがちょっとでも障害を受ければ簡単に使えなくなる。一方、アマチュア無線(ハム)は、自分の無線機から送信した電波を世界の誰かが直接受信して交信できる。

彼女が「ツツツー」と書いたのは、今ではハムしか運用していないモールス通信モードで、小電力で遠隔通信が可能なのだ。また最近、ハムの世界では新デジタル通信方式「FT8」が普及しつつある。これは、従来では通信不能だった超微弱電波でも交信可能な通信方式だ。もし、トンガのハムがその通信能力を持っていれば、1週間もの情報途絶はなかったかもしれない。
https://www.zakzak.co.jp/article/20220205-5NX5I3IO7JNJNNYPYZKJIGRGKM/
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