大阪府の吉村知事は、9日の定例会見で今後の感染の抑制について問われ「社会の経済を止める判断あり得る」と話しました。

大阪府では9日、新たに15264人の感染が確認されるなど感染拡大が続いていて、軽症・中等症病床の使用率も9割を超え病床のひっ迫が深刻になっています。
また、実質的な重症病床使用率も34.2%となり、これまで吉村知事が緊急事態宣言要請の基準としてきた40%に迫っています。

会見で感染者数を抑制する対策について問われ、吉村知事は以下のように話しました。

【吉村洋文大阪府知事】
「まん延防止で夜間の滞留を抑えることで、一定の効果はあると思います。ただオミクロンの感染拡大力を考えたときに、そこだけではなかなか難しいんだろう。
社会の経済活動を、いったん強く止める必要があるとの判断もあり得ると思っています」

吉村知事は、緊急事態宣言の要請について「あらかじめ定めた基準で考えていきたい」としています。
https://www.fnn.jp/articles/-/313180