米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が、北京五輪期間中にもロシア軍によるウクライナ侵攻の可能性があると述べたことに対し、ロシア外務省のザハロワ報道官は11日、米国は「どうしても戦争を必要としている」と反発した。インタファクス通信などが伝えた。

 報道官は「ホワイトハウスのヒステリーが、これまでにないほど顕著になっている」と指摘。「挑発や偽情報、威嚇は、問題を解決するためのいつもの手口だ」と牽制(けんせい)した。

 さらに、「米国の軍事・政治マシンのローラーが再び人々の生活に向かおうとしている。全世界が、軍国主義と帝国の野望がむき出しになるのを目撃している」と強く批判した。(モスクワ=中川仁樹)

朝日新聞 2022年2月12日 7時57分
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