ITmedia ビジネスオンライン 2/13(日) 6:35

 今回の調査は1月15〜23日、18〜20歳の男女331人を対象に実施した。

「恋愛・結婚に関する意識調査」を実施
 未婚男女のマーケティング研究機関「恋愛婚活ラボ」を運営するParasol(東京都港区)は、4月から成人となる18〜20歳の男女を対象に「恋愛・結婚に関する意識調査」を実施した。

 結婚願望を尋ねると、「結婚したい」が88.9%、「したくない」が11.1%だった。理由については「心の安らぎのために、一緒に寄り添ってくれるパートナーが欲しい」「孤独は嫌だ」という声が多く聞かれた。同社は「経済的な理由よりも、心の充足を強く求めているようだ」と分析する。

 何歳までに結婚したいか尋ねると、男女ともに「30歳まで」が最多だった。

 結婚相手に最も求めるものを聞いたところ、男女ともに1位は「趣味・価値観の一致」だった。女性の2位は「経済力」、3位は「金銭感覚」という結果に。男性は2位が「容姿」で、3位が「金銭感覚」となった。同社は「Z世代にとっては、恋愛や結婚、趣味も多様になってきたといえる。一方、多様性が重視されるということは、同じ趣味や価値観を持つ相手がとても稀有(けう)な存在になる。『共感してほしい』『一緒にいて安心したい』という気持ちがより強い傾向にあると考えられる」と分析する。

恋人はいるか?
 恋人の有無については、「いない」(62.7%)が「いる」(37.3%)を大きく上回った。また、恋人がいない人に「恋人は欲しいか」と尋ねると、「欲しい」が80.6%、「欲しくない」が19.4%という結果に。

 出会いを探す場所は、男女ともに「学校」がトップだった。このランキングには、「マッチングアプリ」「Twitter」「Instagram」といったSNSも登場している。同社は「『SNSでの出会い』は、男性よりも女性の方が人気がある。マッチングアプリでは、女性は“年齢が若いこと”が強みの1つになることが多いため、Z世代では女性がSNSを多く活用しているようだ」とコメントした。

 デート費用はどちらが負担しているのか聞いた。女性では「割り勘」(55.8%)が最多で、「男性が多め」(21.8%)、「相手と相談」(13.3%)、「全額男性」(5.5%)と続いた。一方、男性の1位は「男性が多め」(36.0%)で、2位が「割り勘」(32.3%)、3位が「相手と相談」(18.3%)、4位が「全額男性」(9.1%)という結果に。18〜20歳のデートでは割り勘が浸透しているようだ。

1回当たりのデート費用は?
 1回当たりのデート費用を聞いた。すると、男女ともに1位は「1000〜5000円」だった。

 恋人と普段どんなデートをするのか尋ねると、1位は「食事デート」、2位は「お家デート」、3位は「買い物デート」となった。

 デート費用やデートの実情について、同社は大学生のアルバイト収入が毎月3万3000円程度(日本学生支援機構調べ)というデータを踏まえ、「自分のものを買ったりすることを考えると、5000円以上のデート代は記念日など特別な日のみにあて、普段のデートはなるべく安い金額で、割り勘にしようという考え方のようだ」と分析する。

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