内閣府が15日発表した2021年10〜12月期の国内総生産(GDP)の1次速報は、物価変動の影響を除いた実質(季節調整値)で
前期(7〜9月期)比1・3%増、年率換算で5・4%増となった。

新型コロナ対応の緊急事態宣言が解除され、経済活動への制約が緩んだことなどから、大幅な改善となった。

プラス成長は2四半期ぶり。項目別にみると、GDPの半分以上を占める個人消費は前期比2・7%増と、持ち直した。
昨夏に猛威を振るったデルタ株の感染者数が減り、外出自粛や酒類提供の禁止といった制約が緩和されたことから、
飲食、宿泊などのサービス消費が改善したとみられる。

このほか、設備投資も0・4%増と上向き、輸出から輸入を引いた「外需」は0・2%増だった。

名目のGDPは前期比0・5%増、年率換算で2・0%増だった。

同時に発表された21年通年のGDPは実質で前年比1・7%増、名目で0・8%増だった。
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