北日本新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/f84a5626bf284f955b468a7adbb5251cda660b42
 日本気象協会は15日、北陸地方に「春一番」が吹いたと発表した。昨年より5日早い。

 富山県内では14日夜から南寄りの風が吹いており、15日午前10時までの富山の最大瞬間風速は10・1メートル(午前8時52分)。15日は日本海に低気圧があり、東北東に進んでいる。予想最高気温は富山10度、高岡(伏木)9度。

 16日から大雪の恐れがあると予報される中での「春一番」観測を不思議に思う人もいるかもしれない。富山地方気象台によると、北陸地方の春一番には四つの条件が必要だ。条件は以下の通り。

【北陸地方の春一番】
(1)立春から春分の日の間
(2)日本海で低気圧が発達すること
(3)新潟、富山、金沢、福井のいずれかの気象台で風速10メートル以上(10分平均値)の南寄りの風を観測、かつ、残りの気象台でも風速6メートル以上(10分平均値)の南寄りの風を観測
(4)最高気温が前日より高いかほぼ同じ

 条件を満たさず、出現しない年もある。直近では、2006年、2000年には観測されなかった。