0001朝一から閉店までφ ★
2022/02/18(金) 12:50:57.02ID:6piP46ZP9アメリカの「マンハッタンプロジェクト」というクラフトビール店のビール名に批判が寄せられています。ビールの名前は「必要悪」や核実験の名前などが付けられています。
by Sumireko Tomita
冨田 すみれ子 BuzzFeed News Reporter, Japan
アメリカ・テキサス州のクラフトビール店「マンハッタンプロジェクト」のビール名に批判があがっている。
販売されているクラフトビールには「必要悪」や「プルトニウム」、核実験の名前などが付けられている。
社名の「マンハッタン計画」とは、第二次世界大戦中にアメリカが極秘裏に行った原爆の開発計画のことだ。
この計画でつくられた原爆は、1945年8月、広島と長崎に投下され、膨大な犠牲者を出した。生き残った人々の多くは今なお、後遺症や放射線による障害に苦しんでいる。
大きな犠牲をもたらした原爆開発にまつわる用語を名付けたビールを販売していることに対し、Twitter上では日本のユーザーから「酷すぎる」「許せない」「抗議すべき」との声が上がっている。
「原爆の父」や核実験の名前、「必要悪」
同社サイトの商品一覧ページには、原爆やその開発、実験にまつわる名前がつけられたビールが並ぶ。
「HOPPENHEIMER」は、「原爆の父」と呼ばれる理論物理学者のロバート・オッペンハイマーの名前をもじった商品名とみられる。
「PLUTONIUM-239(プルトニウム239)」は長崎に落とされた原爆に使われた核物質。
「NECESSARY EVIL」は、広島に原爆を投下した「エノラ・ゲイ」と共に飛行した写真撮影機の名前だ。
日本語では「必要悪」と訳され、米国などでは「広島・長崎への原爆投下は必要悪だったのか」という文脈で、議論の問題提起に使われている。
「TRINITITE」は、1945年7月16日にニューメキシコ州北部アラモゴードの砂漠にある「トリニティー」(三位一体)実験場で行われた、史上初めての原爆実験をもじったものと思われる。
「BLACK RAIN(黒い雨)」とは、原爆投下直後の広島と長崎で降った、放射性物質を含んだ雨だ。(取材時点から状況に変化があったため、記事末尾に追記を加えました)
広島・長崎の中心部だけでなく郊外の広い地域で降ったため、被爆者認定を受けられず救済を求める人々と国との協議が続いている。
広島に落とされた原爆「リトルボーイ」、長崎に落とされた「ファットマン」とみられるロゴのビールもある。
同社は、それぞれのビール名の由来などについてサイト上では説明していない。
一方、社名を「マンハッタンプロジェクト・ビアー・カンパニー」と名付けたことについては、こう説明している。
《ビール作りで、クリエイティブで協力的、実験的、そして科学的なアプローチをしているため》
BuzzFeed Newsは、マンハッタンプロジェクトに取材を申し込んでいる。
3年前、「ビキニ環礁」と名付け炎上。政府から抗議も
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.buzzfeed.com/jp/sumirekotomita/beer-atomic-bomb
UPDATE
2022年2月14日 19:37
「BLACK RAIN(黒い雨)」という名のビールは、2月14日夕現在の同社サイトの商品一覧からは消えている。インターネットアーカイブを見ると、2月2日付のアーカイブでは存在していた。何らかの理由で発売を取りやめた可能性がある。