https://news.yahoo.co.jp/articles/b0dd7c1b2a6e2c3ab72d628f72008356661f4ea0
「うら!うら!おい!おい!」
手に持った木の棒を全力で振り下ろす男性。
床にも、木の棒がずらりと並んでいる。ここは、大阪市で開催されている「大棍棒展」の会場だ。

「棍棒」といえば、ロールプレイングゲームなどに登場する武器をイメージする人が多いかもしれない。
会場を訪れた人たちは、実際に棍棒を手にして、ゲームの主人公になりきり「試し殴り」も行われていた。

一口に「棍棒」といっても、種類はさまざま。今回はカシ、クヌギ、アカマツ、キンモクセイなど65種類の木を使い、200本ほどが作られたという。

それにしても、なぜ「棍棒」なのだろうか。主催の全日本棍棒協会・東 樫(あずま かし)会長は
「ほかの複雑な道具に比べると(棍棒は)だいぶ単純に作れる」とした上で「観賞用にも実はちょうどいいんじゃないか」とコメント。
「普通だったら切った木は処分されて、ゴミになってしまいますが、棍棒に触れた人の中で何人かでも山に目を向けてくれる人が増えて、
山の(保全)活動をしてくれるような人が増えればいいなと思います」と語っている。

展示されている「棍棒」は買うことができ、値段は1本3000円から。
多くの人がインテリア用で、17日までに80本が売れた。
ちなみに最も値段が高い棍棒は1億円だという。

動画
https://abema.tv/video/episode/89-71_s10_p2843