毎日新聞 3/1(火) 7:17

大阪府警本部
 大阪府寝屋川市の住宅で2021年7月、3歳だった孫の男児に暴行して死亡させた疑いが強まったとして、大阪府警は住人で40代の祖母について、傷害致死などの疑いで逮捕状を取った。1日にも逮捕する。捜査関係者への取材で判明した。男児は死亡の前日に暴行された疑いもあり、府警は日常的な虐待の有無や動機を捜査する方針。

 捜査関係者によると、祖母は21年7月31日ごろ、何らかの方法で男児を殴打し、頭部に強い衝撃を与えて死亡させた疑いなどを持たれている。

 男児は父親とともに別の住宅で暮らしていた。父親は仕事に出かける際は自身の母親にあたる祖母に男児を預け、育児を任せていた。男児は7月31日午後に体調が急変。家族の一人が「高熱が出ていてけいれんし、呼吸もないように思う」と119番して救急搬送を要請したが、男児は死亡が確認された。

 死亡直後に実施された司法解剖で、男児の死因は分からなかったが、その後の捜査過程で男児の頭部に損傷が確認され、外部から強い圧力を加えられた疑いがあることが判明。男児の容体が急変する直前まで祖母が一緒にいたことなどを踏まえ、府警は祖母が事件に関与したと判断した。
【安元久美子、郡悠介】

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