[メキシコ市 1日 ロイター] - メキシコのロペスオブラドール大統領は1日、同国はロシアのウクライナ侵攻で経済制裁を発動しないと明言した。

会見で「われわれはいかなる経済制裁も実施しない。なぜなら世界の全ての政府と良好な関係を保ちたいからだ」と語った。

ロシアは中南米地域で、特にキューバやベネズエラ、ニカラグアといった強権的な政権と緊密な関係を築いていたが、米国との結び付きが強いメキシコとはそれほど親しくはないとみられる。ただ左派的なロペスオブラドール氏はしばしば米国の外交政策を批判してきた。

またロペスオブラドール氏は、米IT大手がロシアの国営メディアなどに対して広告収入を得るのを禁止した措置について「検閲」だと非難。「私はロシアであれ、どこの国であれ、メディアが検閲される事態には賛成しない」と述べた。

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